HOME / ホーム

日高山脈の懐に住んでいると冬でも晴れの日が多く、

雪国の厳しい寒さがある反面、太陽に照らされていれば、

その暖かさはいつだって気持ちをも穏やかなほうへ引っ張っていってくれる。

この陽の暖かさに救われたことが何度あるのだろう。

愛知県から、写真を学ぶため東京へ上京し

卒業後はアシスタントを経て、本や映画で見る世界を「自分の眼でみて感じたい」という一心で海外へ。

写真を撮りながら様々な出逢いと経験を繰り返し、

あるとき馬に出逢い、その魅力に虜になってしまいました。

そうなると一直線。思ったことはすぐしたい派の私は、北海道にて馬との関わり方を学ぶため帰国。

ナチュラルホースマンシップを学び、写真を撮りながら馬と共に暮らす日々を夢見て十勝に移住。

移住して何年も経つけれど、いまもなお毎日のように景色に感動し

なんて素敵な土地に住んでいるんだろうと思います。

そしていつも浮かぶのは、海外で住んできた土地の景色たち。

ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ…

なぜかどこか似ている、気がする。

それはもしかしたら景色ではなく、ふとした時に込み上げてくる「気持ち」が似ているのかもしれない。

どの場所も自分にとって大切な場所で、思い出すと色々な感情が溢れてくる。

また会いたい、行きたい場所がたくさんある。

わたしの名前にもついている「里」という漢字は

Home 家、Hometown 故郷、Village 村という

たくさんの「人が集う・集まる」という意味があります。

どこか懐かしいような、ホッとするような

ふとした時に戻って来たくなるような

誰かにとってそんな写真が撮れたら嬉しいなと思っています。

これから写真を通して繋がっていくこと、そしてゆくゆくは馬との暮らしも視野に入れながら、

人との出逢いを大切に活動していきたい。

そんな想いを込めて「HOME」という屋号をつけました。

永井  知里

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